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О воробье с поломанной ножкой. Часть 111 янв 2009. Разместил: Vadim |
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腰折れスズメ
第二章 Часть 1
Прослушать диалог: ある朝、心やさしいおばあさんが、ほうきで庭をはいていますと、庭のすみの草むらで、チイチイと悲しそうに鳴くスズメがいました。 「おおっ、可哀想に」 心やさしいおばあさんが、スズメを手のひらにそっとのせますと、なんとスズメの腰の骨が折れているではありませんか。 おばあさんはそのスズメを家へ連れてかえり、一生懸命に看病しました。 するとだんだん、スズメの傷は治っていきました。 ある日の事、スズメが何か言いたそうにしています。 「どうしたんだい? ああ、元気になったので、お家に帰りたいんだね」 おばあさんがスズメを庭先に出してやると、スズメは元気よく飛んでいってしまいました。 「よかったわ、あんなに元気になって。でも、あのスズメがいなくなると、なんだかさみしいね」 それから何日かたった、ある朝、いつものようにおばあさんが庭をほうきではいていますと、なにやら、なつかしい鳴き声が聞こえてきます。 「あれあれ、あなたはあの時のスズメかい? うれしいね、会いに来てくれたのかい」 スズメはうれしそうに鳴くと、おばあさんの前に小さなタネを落として、そのまま飛んでいってしまいました。 そのタネは、ひょうたんのタネです。 おばあさんはスズメにもらったひょうたんのタネを、庭にまきました。 やがて秋になり、スズメのくれたひょうたんは立派に成長して、たくさんのひょうたんが実りました。 そして、すっかり大きくなったひょうたんを取ってみると、なんだかすごく重たいのです。 「おや? どうしてこんなに重たいのかね? 何かが入っているような」 おばあさんがそのひょうたんを割ってみますと、不思議な事に、中にはお米がたくさんつまっているのです。 「あれまあ、不思議な事もあるものだね」 おばあさんは、そのお米でご飯をたいてみました。 そのご飯のおいしいこと。 おしまい Вернуться назад |